2011年05月26日

益山弥勒寺址

 これは7世紀に作られた百済の弥勒寺石塔の西塔とされる画像です。

981432335_2fa8ee87_ik02(韓国サイトから).jpg

 これについては崩れそうな石塔を保全するため1915年に日本人がセメントで固めたという話が伝わっています。現在ではセメントを盛って高い石塔を支えているということになっているようですが、日本人がこれを見つけた当時撮影された石塔はこういう状態だったようです。

益山弥勒寺跡02.jpg

 2枚の画像で、構造物の最上部付近を比較して下さい。1枚目の画像の崩れ残っている屋根と2枚目の画像の積まれた石の上部の10段程は形がそっくりですが、全体の高さは元の数倍になっています。

 ちょっと事情が分かり難いかも知れませんが、1枚目の画像の弥勒寺石塔は併合時に残っていた石組みの形からイメージを膨らませて作り上げられた物のようです。「壊れかけた遺跡をセメントで固めた」という説明をしながら実は「セメント製の"壊れかけた遺跡"を建築した」というわけです。石の壁や屋根をセメントで固めているのではなく、内部までセメント製です。

 元の遺跡で階層を成した塔に見立てられている部分は崩れ残った壁のように見えます。はっきり見えませんが、積まれた石の手前右下のあまり崩れていない部分から想像するとこれは四角あるいは台形の箱のような構造物だったのではないかと思います。石の段数は贍星台とほぼ同じなので石のサイズも同じ位なら高さ9m程ということになりますが、草の雰囲気からするとそれよりはかなり低いように感じます。

 百済は戦争で新羅を圧倒する程の武器を作る技術は持っていなかったにしても文明の度合いは新羅よりかなり進んでいたと考えていたのですが、建築技術については7世紀に贍星台や月精橋を作った新羅と大差なかった可能性があります。


mrkj west tower.jpg

 画像を追加しました。

 左下の人物と大きさを見比べてみて下さい。4階建てのアパート以上の高さはあるように見えますね。これがモノクロの画像と同レベルの高さと感じる人はいないと思います。

 1915年頃の遺跡と現在の「遺跡」では、天辺付近の崩れ方は似ているのに高さはどう見ても2倍以上にはなってます。韓国政府は「崩れかけた巨大遺跡」を捏造したんです。
posted by CanUCem at 06:20| Comment(3) | TrackBack(0) | 朝鮮半島の文明 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>セメント製の"壊れかけた遺跡"を建築した」というわけ

写真撮影の位置が違っているだけではないでしょうか。
http://gbleez.myhome.cx/uploader/src/up9500.jpg

Posted by おいお at 2011年09月11日 10:50
 記事の一番下に画像を追加しました。周囲の柵は、高さが男性の胸まであります。最初のカラー写真では分かり難かったかも知れませんが意外と大きいんです。そして、「1915年頃の崩れかけた遺跡とは“形”は似ているのに大きさが全然違う」というのがポイントなんですよ。

 この記事のモノクロの写真の石の様子と、紹介して頂いた画像の各階層を比較してみて下さい。本来の遺跡の上層部分は1階層がせいぜい数段(高さで言うと約4段相当)の石から成っていて、人が立って歩き回れるような高さでは到底あり得ないと思います。2枚のモノクロ写真から考えると塔の上層付近は幅をほぼ保っていたようで、この記事のモノクロ写真から想像される5層目の幅と現在の5層目の大きさを比較しても分かります。また、最上層の半分壊れた屋根の広がった部分は、元々は1個の石でした。今回追加した画像と見比べればこれもサイズ的に不自然です。

 紹介して頂いた画像で、これが塔だったことは分かりました(盛り土を石垣で固め、石の階段をつけたものから内部の土が流出した・あるいは階段のついた石の倉が崩れたものと思ってました)。弥勒寺石塔は統一新羅以降に見られるような階層式の石塔で、現在は韓国政府がその崩れた姿を元にして日本の城のようなサイズの塔に巨大化して復元したということになると思います。
Posted by のむピョン at 2011年09月11日 17:41
>塔の上層付近は幅をほぼ保っていたようで
 自己レスですが、よく考えてみたら幅については間違いだったかも知れません。失礼しました。

 それ以外の点(高さの問題など)についてはここに書いた通りだと思います。明日、もう少し詳しい記事を書きます。
Posted by のむピョン at 2011年09月12日 18:06
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